2021年11月20日 BizCafeよっかいち
2021年11月29日
■テーマ
「仕事と趣味と地域課題、シェアオフィスを拠点にして」
開催日 2021年11月20日(土) 10:00~12:30
■講師
エイチエムプロデュース
代表 濱地 雄一朗氏
■講師プロフィール
南伊勢町生まれ、伊勢市育ち。
地元紙、三重テラス運営会社等で就業後、2019年4月に個人事業主(エイチエムプロデュース)となる。「事業者の伝えたいをユーザーに届ける」ことを中心に、取材ライティングやWEB制作、広報サポート全般のサービスを展開。
自身で三重県の物産と観光情報を発信する「三重県お土産観光ナビ」を運営。地域ライターとして、文
化や自然・食と魅力で溢れる三重県を発信している。得意分野は物産と観光、アクティビティ体験など。
また、鳥羽市のクボクリシェアオフィスを拠点として、地域と交流しながら活動にも参画。空き家問題などの地域課題に向き合いながら、10年・20年後の未来を切り開くため、仲間と試行錯誤しながら活動している。
県外に出るも、Uターン就職で三重県に戻りその後独立した濱地様。
『あなたと三重県の場所や物、そして「ひと」をつなげていく』を理念に掲げての活動からは三重県への熱い想いを感じます。独立の経緯、拠点としている鳥羽のコミュニティでの地域課題への取り組みや、これからについてお話いただきました。
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まずは、自己紹介から、なぜ起業しようと思い、そのためにどのような行動をとったかについてお話しいただきました。
生まれも育ちも伊勢市の濱地様は、愛知県の大学に進学するも大学院を卒業後、三重県にUターンし就職。サラリーマン時代には、広告営業、特集取材、イベント企画運営、システム運用などあげだしたらきりがないほど沢山の仕事に携わった中で感じたこと、
それは…、
とてもいい商品なのに良さが伝わらず、「売れない物」になってしまう。
どうしたらお客様に情報が伝わり、行動に移してもらえるのか。
この思いをきっかけにOTONAMIEマガジンで地元記事を書き記者デビューし、その後、学生時代に“起業したい”と思っていたこともあり、独立を決意したとのこと。
独立を決意してからはとにかく「まずは行動!何でもしてやろう。」とアクティブに行動するフットワークの軽さに驚きの連続でした。
例えば…。
・2018年9月 紀北町の魅力・ときめき一次産業体験ツアーに参加
・2018年11月~12月 紀北町に滞在、キャンプin海山で短期就労
・2019年2月 千葉で1ヶ月間フリーランスの講座を受講 など…。
たくさんの行動から得た経験が今のお仕事のぶれない目的になっているとのこと。
さらには、現在までの自身の事業やそれ以外での地域課題への取り組み、地域や人との繋がりを通した体験などを、たくさんの写真とともにご紹介いただきました。
その中でも印象に残ったのは、全国各地の課題となっている空き家問題への取り組みについて。
鳥羽なかまちでも空き家をリノベーションし活用しているとのこと。濱地様がオフィスとして利用しているクボクリシェアオフィスも空き家のリノベーションだそう!
空き家問題をはじめ地域の課題は、他人事ではなく自分事として考える濱地様。
まずはできることから…とWEBやSNSでの発信や(中には学生と連携した発信も)、リノベーションサポート、空き家の整理整頓をして捨てるにはもったいない物をフリーマーケットなどで販売するなどの取り組みなども行っており、地域課題と向き合う中でも濱地様の行動力をとても感じた場面でした。
活動としてこれからの課題はまだまだあるものの「仕事と趣味と地域課題」を切り離さず自身の生活の基盤とし、地域のコミュニティに深く根ざしていく活動が、仕事に繋がる➡地域課題解決に繋がるという輪をつくり広がっていく様子が浮かぶ、とてもワクワクするお話でした。
町=人=仕事、結局はやっぱり「人」がどう繋がり、向き合い、動くか。皆さんも今一度お住まいの地域に目を向けてみてはいかがでしょうか。
BizCafe恒例の交流会では、今後の地域課題を解決し、どのようになっていくのかなど、参加者様の地域との繋がりなどを深く掘り下げ意見交換ができた交流会となりました。
BizCafeは “ノウハウ”もありますが、起業の先輩などからの実際の経験談を通じて、同じ起業を目指す方や、いろいろな業種の方、起業を支援する方などの交流の場となることを大事にしています。
いろいろな背景や業種を持つ参加者の中から、もっと詳しく聞いてみたい方、信頼できる相談相手などが見つかるかも。そんな交流がオンラインでもできるよう工夫をしていきます。
次回もお楽しみに。