2014年3月15日BizCafeよっかいち
2014年03月17日
3/15(土)のビズカフェは、四日市市議会議員 公認会計士・税理士の
森 智広様をお迎えし、市議へ転身を決意した経緯や、多くの起業者・経営者に接した経験から思うこと。
そして、四日市市の『行財政改革』や、税金の無駄遣いの実例』『今後の展望』等お話いただきました。
大手監査法人・コンサルティング会社にて、監査業務、事業再生支援業務を経験された森様。
立場の異なる中、数々の企業を相手に経験や知識をつける中で、国・地方の深刻な借金の現状を知ります。
昔から政治に興味があり、自分が主体となり何かをしたいと考えていた森様は、
生まれ育った四日市市での市議会議員への転身を決意します。
国や地方自治体の驚くような長期債務の推移から、四日市市の市債残高推移をグラフで見て、
自治体経営の難しさの話へ。
ここでのキーワードは、「経済合理性」。
自治体経営においても、経済合理性を意識することは不可欠。
しかし、それだけでは意思決定できないもの。経済合理性の思考の欠如から財政悪化を招いたケースも。
そして住民満足度という抽象的な指標。自治体経営というものは、なんとも難しい。
結局、たどり着くのは民間経営の視点であり、”いかに有効な住民サービスに投じる資金を
確保するか”というところ。要は歳入の増加と無駄の削減です。
そして、普段は聞けない税金の無駄遣い事例などをご紹介頂きました。
中には年間500万円程度の経費削減につながった事例も。
予算の妥当性に関しても指摘があり、森様の今までの経験から語られる話に、参加者も真剣な表情。
質問タイムでも、参加者から一市民として・起業家としての様々な意見が述べられました。
民間企業の経営マネジメントの視点からみた 財政のこと・四日市のこと。
一市民として、起業家として、それぞれ感じたことがあったのではないかと感じました。
今回も、初参加の方がいらっしゃる中、真剣な話の中にも笑いがあり、
良い雰囲気の講演でした。
次回のビズ・カフェよっかいちは、4月19日(土)に開催します。
講師には、写真家の マツバラ ミチヒサ氏ををお迎えいたします。お楽しみに!