2017年12月16日BizCafeよっかいち
2017年12月20日
■テーマ
「私の考える地方創生 アンテナショップと地域商社の役割」
■講師
株式会社オージスジャパン
代表取締役社長 小川 伸司(おがわ・しんじ)氏
■講師プロフィール
1981年 国鉄入社、鉄道技術研究所勤務
JR東日本、セゾングループ出向を経て退職
1990年フリーランスとして企画・開発計画作成業務の受託を開始
プロモーションやITソリューション業務にも携わり、2010年株式会社オージスジャパン設立。
中国での日本の総合情報ポータルサイトの構築・運営やJTBグループとの業務提携による
各種企画提案や三重テラスの立ち上げ業務と運営に関しては、統括責任者として従事。
又、八重洲アンテナショップ(和歌山アンテナショップいこら)の立ち上げ・店舗運営や、
南伊勢町地域活性化事業、富士宮市地産地消エネルギー研究会事務局業務、奈良県御杖村
地域活性化事業を次々と受託。
2017年10月には南伊勢町地域商社「株式会社みなみいせ商会」を設立し取締事業部長に就任。
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12/16(土)のビズカフェは、
株式会社オージスジャパン
代表取締役社長 小川 伸司(おがわ・しんじ)様をお迎えし、
『私の考える地方創生 アンテナショップと地域商社の役割』というテーマでお話頂きました。
まず、止まらない少子高齢化、地方に集中した人口減少について。
このままでは消滅する可能性のある自治体は数多くあり、真剣に地方創生に取り組まなければ
ならない現状である。若者の大都市への集中は続くものの、現在は地方定着化の傾向にある。
今後は地域経済圏をどうやって維持・成長させていくか、地元に残ってもらえる人口をいかに
維持できるかが、地域の生き残りに重要である。
一番大切なことは地元に人が残ること。
生きがい・やりがいを感じる仕事が地元にあるかどうかが重要で、仕事・住環境を整備する
必要がある。
そんな中、目をつけたのがアンテナショップ。アンテナショップは、売上を上げることが
目的ではなく、地域の魅力を発信することで、地元を誇りに思えるようになること。
東京にオープンした三重テラスでは、三重県民に誇りと自信を感じてもらい、来た方に三重の
魅力を知ってもらい、行きたくなってもらうよう、三重の情報提供を行う目的で作ったアンテナ
ショップ。現状、課題もいくつかある中で、戦略的運営が必要であり、柔軟な地域商社が運営する
のが良いのではないかと考えている。
その他、南伊勢町で「みなみいせ商会」を立ち上げ、労働力を提供するビジネスモデルで雇用を
創出しているお話や、委託事業、新たな案件の奈良の御杖村での地域資源活用の方向性のお話も。
地域商社を成功させるカギは「人」。
民間のバランス感覚と商材に優れた人材を確保できるかどうか。
最後に、「地域を元気にしたい、社会貢献をしなければいけないと思っている」
と、ご自身のこれまでを振り返り、想いを語られました。
今回も初参加の方にも多くお越し頂き、交流会も盛況でした。