2019年4月20日BizCafeよっかいち
2019年06月27日
■テーマ
「南伊勢町の地域活性化ソリューション
~「みなみいせ商会」の取り組みと
33FGビジネスプランコンテストについて~」
■講師
株式会社オージスジャパン
代表取締役社長
小川 伸司(おがわ・しんじ)氏
■講師プロフィール
1981年 国鉄入社、鉄道技術研究所勤務。
JR東日本、セゾングループ出向を経て退職
1990年フリーランスとして企画・開発計画作成業務の受託を開始
プロモーションやITソリューション業務にも携わり、2010年株式
会社オージスジャパン設立。
中国での日本の総合情報ポータルサイトの構築・運営やJTBグルー
プとの業務提携による各種企画提案や三重テラスの立ち上げ業務
と運営に関しては、統括責任者として従事。
八重洲アンテナショップ(和歌山アンテナショップいこら)の立
ち上げ・店舗運営や、南伊勢町地域活性化事業、奈良県御杖村地
域活性化事業を次々と受託。2017年10月に南伊勢町地域商社「株
式会社みなみいせ商会」を設立し取締役事業部長に就任。
又、2018年には富士山エナジー株式会社代表取締役に就任し、更
には滋賀県東近江市八日市にエフライズ株式会社を設立、伊勢志
摩の鮮魚を取り扱う飲食店「楓江庵」を運営する。
三十三フィナンシャルグループが主催した「33FGビジネスプラン
コンテスト」では「みなみいせ商会」の「南伊勢町セントラルキ
ッチンプロジェクト」が見事グランプリを受賞されました。
町の少子化と人口流出を食い止める魅力的な産業興し、雇用創出
を目的とした様々な取り組みについてお話し頂きました。
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4/20(土)のビズカフェは、
株式会社オージスジャパン
代表取締役社長
小川 伸司(おがわ・しんじ)氏をお迎えし、
「「南伊勢町の地域活性化ソリューション
~「みなみいせ商会」の取り組みと
33FGビジネスプランコンテストについて~」というテーマで
お話いただきました。
南伊勢町から地域商社の立ち上げを任された小川様。
設立した「みなみいせ商会」は
人が減っているのなら、移り住みたくなるような町にしよう。
町を離れた出身者が帰ってきたくなる町にしよう。働く場がないのなら、自分たちでつくろう。
この想いの元に、
産地のメリットを活かした商品づくり。鮮度と手づくりにこだわった、安心で安全な商品の提供。
そこで得た利益を給与や新たな雇用という形で町に還元し、町の人々の暮らしを豊かにすることを目指して活動されています。
南伊勢町にセントラルキッチンを作り、海のない滋賀県で店舗展開する事で南伊勢町に雇用を生み出し、伊勢志摩の海産物を滋賀で提供する事で東近江市八日市の中心市街地活性化に寄与するというビジネスプランで受賞され、
八日市や湖南市で2号店、3号店の出店計画も進んでいますが、事業が成功するかどうかは別の話。
資金不足の問題など
販売量・生産量拡大に対する生産体制の整備費用の強化には
現在も腐心されているとのこと。
また、雇用創出と店舗からの地域活性化や経済効果を期待して
出店したのが東近江市八日市の「魚や楓江庵」。
単なる飲食店でなく、
地元の人にとって、お客様をお連れしたいと思える店にしたい!
そんなコンセプトで立ち上げた楓江庵は
自社のセントラルキッチンを利用することで、店舗での
調理スペースの縮小や免許不要の調理が可能に。
店舗や接客、メニューを高級志向にしつつも従業員の負担を減らすことに繋がりました。
鯉やフナなど川魚しか食べる機会のない東近江の方々にとって
楓江庵の存在は嬉しいそうで、
5/17オープンの魚介イタリア料理店
「BISTRO FUKOAN」も満席状態なのだとか!
画像は新商品として開発されたばかりの鯛めしと鯖カレーピラフ!
目にされた時はぜひお試しくださいね。
最後に
ビジネスプランコンテストの特典として賞金以上に価値を感じたのが1年間セミナーに行き放題!
自社のサービスを知ってもらえると同時に、うれしい特典もあるビジネスプランコンテストやピッチイベント。
ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。
恒例の質問タイムではフードビジネス議論が白熱しましたが
交流会では鯛めしと鯖カレーの試食もあり、なごやかな時間となりました。