※ 本事業は、四日市市が産業競争力強化法に基づき国からの認定を受けた創業支援事業計画の一部として、実施します。

起業家と起業を目指す人のための、ゆるくあたたかい勉強&交流会

BizCafeよっかいちは、「これから起業したい!」という方や、すでに起業されている方が月に一度ゲストスピーカーを招いて集う勉強&交流会です。

BizCafeレポート 〜これまでのBizCafeよっかいち〜

2020年9月19日BizCafeよっかいち

2020年10月02日

■テーマ

「逆算の視点~リピーター70%へ導く顧客との関係づくり~」

開催日 2020年9月19日(土) 10:00~12:30

■講師

Sakura Berry's Garden(さくらベリーズガーデン)

園長 山原裕美(やまはら・ゆみ)氏

『なんでも楽しんでやってみる!それが私です!!』

全く別の業界から、縁あって2013年よりブルーベリー観光農園の園長に就任。

立上げ当時は会社員と園長業との二足のわらじを経験、2017年に会

社を退職し本格的に就農。

独身時代のホテル勤務経験でしっかり学んだ接客の基本と心遣い、事務

員としての経験、保有する介護資格を活かし、ブルーベリー園の運営や

イベント企画、営業を担当。

ご来園者の満足度を高めて楽しんでいただく「おもてなしの心」を大切

に運営している。

現在はブルーベリー園の運営などに加えて野菜の栽培、収穫作業やパー

ト社員のシフト管理など経営実務も行っている。

三重県農村女性アドバイザー、食育アドバイザー、チャレンジャーズア

ワード2017ファイナリスト。

異業種から農家へ転身し観光農園の園長を務める山原さん。

お客様からの声を確実に拾い上げ、企画や設備、接客に落とし込むこと

でリピーター率を上げてきた、新たな視点の持ち方や発想方法を、起業

からの経緯や紆余曲折含め、「逆算の視点~リピーター70%へ導く顧客との関係づくり~」

というテーマでお話いただきました。

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さくらベリーズガーデンは夫婦での共同経営。

経営者が2人いるということもあり、こだわりを詰め込んだ独りよがりのサービスにならぬよう、 “お客様視点であること” を常に意識しているそうです。

山原様が重視していることは「また来たい!」 と思えるサービスの提供。

他社のサービスをお客様視点で体験することもある、といいます。

お申込みフォームからお客様情報を事前に把握し、以前来園されていれば

それを踏まえた対応をする。実際に来園したお客様の特徴や言動で気が付いたことなどがあれば、スタッフ間で共有しているそうです。

お客様の言動を反映させたサービス内容として予想以上に反響が大きかったのが

“付箋とペン” (※画像1枚目)

収穫したたくさんのブルーベリーの品種や誰宛ての分であるかなどを忘れることなく持ち帰ることができると、好評に!(※画像1枚目参照)



合間には参加者へのクイズの出題や、園で実際に使用している

“ブルーベリーの食べごろの見分け方パネル” を用いてご説明いただきました。

山原様はホテルでの接客経験から、常連の方の名前は必ず覚えることや、誰もが気軽に意見を言うことのできるきっかけづくりを心掛けているそうです。

そんな山原様が講師であったおかげか、今回はいつも以上に参加者からたくさんのご質問をいただけたような気がします。




交流会はzoom上でいくつかのグループに分かれ、

ビズカフェに参加した理由や自分の事業で実現したいビジョンを話し合いました。

BizCafeは “ノウハウ”よりも同じ起業を目指す方や、いろいろな業種の方、起業を支援する方などの交流の場となることを大事にしています。

いろいろな背景や業種を持つ参加者の中から、もっと詳しく聞いてみたい方、信頼できる相談相手などが見つかるかも。そんな交流がオンラインでもできるよう工夫をしていきます。

次回もお楽しみに。